Wordscape

サイズ : 可変
材料 : マイク、アンプ、スピーカー、カスタムプログラム、プロジェクター
発表 :
2006, ギャラリーバベル [ トロンハイム、ノルウェー ]
2004, オホ・アトミコ [ マドリッド, スペイン ]
所蔵 : ノルウェー、トロンデイム市アートコミューン蔵

概要:

鑑賞者がスクリーン上を下から上へ流れている英単語をマイクで読み上げると、コンピューター内のプログラムが作動してその声を録音する。その時に読まれた文字はそこで消え、新たな文字が現れて画面上を流れ始める。録音された声がハードディスクに溜まってくると、プログラムはそれらをスピーカーでランダムに再生し始める。それと同時にその時読まれた文字が画面上にグレーの色で再描画され、同じように画面を流れ始める。

コンセプト:

スペインでのレジデンス滞在中の環境より、異なる背景を持つ人間同士の「相互理解」や「繋がり」というものに興味をもち、コミュニケーションに必要な言葉の機能性について考えたことがこの作品の制作動機となった。この作品中では、異なる人によって読まれた言葉たちは連続的に再生されることによって聴覚上で互いに結びつく、そして時折それはセンテンスのように聞こえてくる。鑑賞者はこのシステムが次々と構築する文章とその意味による「コミュニティー」の中へいつでも自分の声を参加させることが可能である。


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